先日親戚の里イモ農家からおすそ分けに里イモを頂きました。子供の握りこぶし程の、いわゆるA級品で出荷する予定だったそうです。しかし、イモのお尻の部分に少し傷がありました。5ミリ欠けただけですがA級品にはなれずにB級品で価格もぐんと下がるそうです。
そんな訳ありで、我が家にやってきた里イモ君たちは私の見事な包丁さばきで皮をむかれ「イカと里イモの煮つけ」にされたらAもBもどこ吹く風!おいしい煮つけになりました。おまけに絹のような滑らかな芋の舌ざわり、イカの旨みを存分に吸って琥珀色にツヤツヤ光っているではありませんか。
収穫は親株(直径20センチほど)の周りについた子芋をひっかいて取るんだそうです。するとどうしても力の加減でB級になってしまうものも出るそうですが、料亭では「真っ直ぐ・直径5センチ・長さ10㎝」の品が必要になるらしいです。私は、いわゆる捨てイモの直径3センチのイモをゆでて醤油で食べるのが1番美味しいと思える昔の者です。